この人形劇が頭に残っている

当然のようにド貧困の家庭であったから、サンタクロースがいるなんて産まれてから1度も想像すらする事が無かった。掃き溜めの底辺そのものの部屋で、夜中に1人でこれを観て子供心にロマンチックな気持ちみたいのを感じてたと思う。

何か雪が綺麗だなとか、キラキラしてるなとか。だから未だに雪の孤独感がとても好きなんだけど。

そうゆう頃から、全く会話も笑顔も生まれない生活の中ではTVだけが、笑う為の材料だった。僕が小さい頃は最高の環境だったから、さんまさんしかり、ビートたけしさんにドリフターズ、欽ちゃんにまだまだ油の乗り切った笑点にとあらゆる角度のお笑いの最高峰が揃ってた。高度成長期の中でお金も時間も情熱もかけられたお笑いは沢山の人を笑顔にしてきたと思う。

やっぱりこう、頭が働かないと言うか。ボンヤリとしてしまう、この人は近代日本の喜劇王で優しい笑いを追求し続けてくれた人だ。こんな形で死を迎えて欲しく無かった。特定感染者の遺体は親族も対面出来ないまま、包まれて焼かれてしまう。

棺を担ぐ事も、それをTVで観て偲ぶ事すら出来ない。あんまりなお別れで。

寂しい。とてもじゃ無いがご冥福をお祈りしますなんて型通りの言葉で済ませない気持ちになってしまう。そう言うのが正しいのはわかってるんだけど。

それから暫くして、やらなきゃいけない事も沢山あるから、淡々とやり続けてる。その頃に救われた自分の感情の為にも。

ちょっと前にいかりや長介さんと談志さんの番組を観てた、この2人も本当に好きな2人。お笑いより生き様と言うか矜恃が。

そんな矜恃を持つ人がまた逝ってしまったんですね。

この国にはあなたに救われた人が本当に沢山いると思います。

やっぱり貴方は喜劇王ですよ。

道中どうかお気をつけて、お疲れ様でした。

本当に、本当に有難う御座いました。

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